里山整備で薪づくり


 昔から里山は燃料資源として人と密接に関係してきました。雑木林は、薪や薪炭の採取する場として、適度に人の手が加わる事によって健全に維持されて来たのです。クヌギやコナラも、約20年から30年間隔で伐採され、その切り株からの萌芽が、再び林に生長するというサイクルを繰り返してきました。
 「つくば環境フォーラム」は、里山の手入れなどで発生する木材が、薪として活用されることで、一層、里山の整備・保全が進むことを目指して、平成20年に「つくば薪クラブ」を立ち上げました。薪クラブでは、森林の整備と薪作りを通じて、里山自然の保全に寄与し、かつてあった里山資源を介した住民と森林との交流関係を復活します。また、里山の自然の豊かさや美しさを実感しながら自ら汗を流す充実感を味わい、さらに薪ストーブを愛好する仲間同士の親睦と情報交換を図ります。
 現在は、「つくば薪クラブ」として組織的に独立して、「つくば環境フォーラム」や他の団体と連携して活発に活動しています。

主な活動内容



● 里山の手入れ
里山の自然を豊かにし、薪の安定かつ持続した確保のために、薪材の供給源である森林を手入れし、里山の復活を図ります。
● 薪の入手・確保
薪材の伐採、運搬、薪割り、乾燥、保管、運搬など一連の薪作りで、会員が可能な作業を共同で行います。
● 薪作りの環境、保管場所、機材等の共同利用
薪割りの場所、薪の乾燥、保管場所、機材等を共同で利用します。
● 薪や薪ストーブに関する情報交換
豊かで楽しく安全な薪スローブのある生活を楽しむために情報交換を会員相互で行ない、新たにはじめる人には、薪づくりの技術やストーブ生活などについての適切なアドバイスなどをします。
● 地域や他里山保全活動団体との交流
活動している地域や自然の保全に取り組んでいる団体と友好な協力関係を結び、共通の目的である里山環境の保全活動を行います。

薪の配分について




 メンバーになり、活動に参加するとポイントがもらえます。たまったポイント数に応じて、薪がもらえます。家族そろっての参加も大歓迎です。
また、作業に参加できない方のために、サポーターも募集しています。

仲間を募集!(※2021年5月現在、定員いっぱいにつき、募集を一時休止しています。)



 森を手入れして、薪をつくるのには、多くのパワーが必要です。「つくば薪クラブ」では、一緒に活動する仲間を募集しています。すでに薪ストーブを愛好している方はもちろん、これからの利用を計画している方、また、薪ストーブに興味がある方などは、是非ご参加ください。ストーブ生活のベテランから有益なアドバイスも気軽に聞けます。活動は、主に秋から冬にかけて、休日に月1〜2回程度です。
入会を希望する方は、「つくば環境フォーラム」までお問い合わせください。

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