OUR ACTIVITIES葛城大規模緑地の利活用
葛城の森とは
茨城県県南地域において、開発されずに残された森林は、かつては里山として人々の暮らしを支え、多様な生き物たちの住みかにもなっていた場所です。しかし今、ほとんどの里山が人の利用がされなくなって荒れた林や笹薮となり、生き物の多様性も低下しています。
つくばエクスプレスの「研究学園駅」の北東、駅から徒歩約20分のところに、沿線開発の市街地に隣接して、葛城大規模緑地(茨城県有地14ha)と保健保安林(民有地7ha)あわせて21haの緑地が残されており、私たちは「葛城の森」と呼んでいます。開発が進むつくば市中心部において、21haのまとまった緑地は貴重な場所です。
私たちNPO法人つくば環境フォーラムでは、平成15年より保健保安林の一部で「オオムラサキの棲む里山づくり」活動を始め、自然環境の保全を行ってきました。森に隣接する住宅地の方々の参加・協力を得ながら活動を行っています。
平成26年度からは、茨城県有地14haの利活用業務を受託し(令和3年度まで財団法人つくば交通センターとの連合体で受託)、大規模緑地のビジョンづくりや「かつらぎ里山クラブ」の運営を通して市民参加の里山公園づくり活動に取り組んでいます。
葛城里山クラブとは
葛城里山クラブとは、茨城県が定めた葛城地区大規模緑地ビジョンおよび行動計画にもとづいて、緑地の豊かな自然をみんなで楽しみながら学び、守り育てていくことで、地域住民に愛される”里山公園”にしていくための活動を進めていくクラブです。
現在、公園整備中ではありますが、活動を通して里山の自然に親しみ、これからの公園づくりをともに見守り、手助けしていきます。まだ、整備が整っていないため、一般への開放はされていませんが、里山クラブ会員に登録することで(登録費無料)、緑地を訪れての観察会や森づくり活動、調査活動に参加できます。
入会方法、活動の様子等、詳しく知りたい方は、ブログ「葛城の森から」をご覧ください。
葛城の森の”今”を伝えるブログ 「葛城の森から」